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ダブルフォールトをなくそう!テニスコーチ 戸村基貴のブログ

「空間認知力」
もしかしたら、あまり聞きなれない言葉かもしれません。
これは空間にある対象の位置を
イメージとして認知する力の事です。

簡単に言ってしまえば、
眼を閉じても、対象の位置を正確に指す事が出来るか?
ということです。
実はこの力がテニスの上達には不可欠です。

テニスボールはイメージでコントロールします。
グリップやフォームなども実はイメージによって表現された結果にすぎません。
ラケット面、スイングの方向、足を踏み込み方、・・・・・
これら全てがイメージでコントロールされています。
つまり、身体の全ての動きはイメージによって同時にコントロールされているのです。
これらを意識的に全てをコントロールする事は絶対に不可能です。
(ある一部分だけを意識的にコントロールしようとすると今度は全体のバランスが崩れてしまいます)
イメージによって、これらの動きは全体のバランスをとりながら
コントロールされているわけです。

さて、実はこのイメージの中に空間認知力が大きく関係します。

ボールのコントロールがなかなか良くならない人は
空間を認知する感覚が甘く、間違った位置を認識している場合が多いのです。
例えばターゲット練習をしているとしましょう。
その時、自分の意識ではターゲットの位置をしっかり狙っているつもりでも、
実はそうではない場合があるのです。
これはまずターゲットの位置を確認し、その後、身体を横に向けフォアなら左手で、バックなら右手でターゲットを指差してみることで確認ができます。
実はコントロールが定まらない人は、
この時ターゲットの位置を指差せていない場合が多いのです。

これではなかなかボールをコントロールする感覚は身に付けることはできません。
これはどういうことかと言うと、
例えば眼を閉じて指差すとターゲットよりも右に1mずれたところを指差しているとしましょう。
そうするとこれは脳の中のイメージでは右に1mずれたところにターゲットが存在していると認識している訳です。
つまり身体全体が無意識のうちに実は右1mのところへ打とうとしているわけです。
ところが打った後右に1mずれたところへ飛んでいったらどうするでしょう?
通常は「もう少し左へ打とう!」
とすることでしょう。
でもちょっと待ってください!
右に1mずれたところに飛んで行ったこのボールは
実はコントロールが良い事がお解かりになりますか?
そして、また感覚的にはぴったりのはずです。
つまり気持ちよくボールが打てたはずなのです。

ところが自分のイメージが右に1mずれた所を狙っている事を知らないと
当然、次はもう少し左を強引に狙ってしまうわけです。
これではいつまでも感覚と現実が一致しません。
つまり、ボールをコントロールする感覚が分からない訳です。

ボールをコントロールする為には
自分の感覚と現実のボールとを一致させなければいけません。
「こんな感じの時、ここへ飛んで行く!」
「この感じは、あそこへ飛んで行く!」
ということが感じられなければいけないのです。

ボールをコントロールする感覚はイメージから生まれてきます。
その為にイメージの位置がずれていると現実とはいつまでも一致しないわけです。
これではいくら練習してもボールをコントロールする事はできません。
それどころか練習すればするほど強引にボールをコントロールする癖がつき
かえって感覚的なギャップが生まれるのです。
その結果、いつまでもボールがどこへ飛んで行くのかが分からない
というより、ボールを打った時
「何かしっくり来ない。。。。」
「よく分からないけど気持ち悪い。。。。」
という感覚が残ります。
ところが、イメージと現実が一致するようになると
「あっ!気持ち良い!」
「振り抜ける!」
「打球感が詰まらない!」
などとても爽快な打球感を味わう事ができます。
もちろん、ボールのコントロールも良くなります。

これらの違いの始まりは実は空間認知力という
眼に見えない力なのです。
この力を使い、狙う場所を正確にイメージする事が
ボールのコントロールを良くする為に最初にするべきことなのです。

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コメント(0)|2007年10月1日4:45 AM

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